Web担当者(ウェブ担当者)とは企業のWebサイトを管理・運営する担当者。
Web担当者(ウェブ担当者)とは企業のWebサイトを管理・運営する担当者。

Web担当者(ウェブ担当者)とは企業のWebサイトを管理・運営する担当者。

Web担当者という仕事は、どんな仕事なのか。Web担当者は何をする人のことなのか。解説をしたいと思います。

すでに御社にはWeb担当者がいるかもしれません。あるいは、いないかもしれません。どちらにしても、この記事が「Web担当者」という仕事を理解する参考になれば幸いです。

目次

Web担当者とは

Web担当者とは、企業のWebサイト(ホームページ)の管理や保守、運営を担う人のことを指します。英語では「Web Master(ウェブ マスター)」となります。

インターネットが広く普及し、パソコンだけでなく、スマートフォンが普及している現在において、いかなる企業であっても、コーポレートサイトなどWebサイトの存在はなくてはならないものです。

そして、Webサイトを管理し運営するWeb担当者も、企業にとって欠かすことのできない存在と言えます。

Web担当者は何をするのか

Web担当者は何をするのか。大きく3つに分けることができます。

  • Webサイトの管理、運用
  • Webサイトの活用(Webマーケティングの実施)
  • 社外(Webサイト製作会社や広告代理店)に対する窓口

コーポレートサイトがあればOKという会社では、Web担当者と聞くと、外部のWebサイト制作会社や広告代理店との調整役(窓口)をイメージされるかもしれません。

もちろん、外部との調整役という役割もありますが、Web担当者の主となる役割は「Webサイト(またはWeb)を使って、会社の売り上げに貢献する」ことです。

Webサイトの管理や運営を通じて、会社に利益をもたらす、いわばWeb(インターネット)における営業担当とも言えます。

業種やBtoB、BtoCなど、各会社によってWebサイトの役割や目的も異なります。そのため、Web担当者が営業よりも広報の役割が強い場合もあります。

Web担当者はなぜ必要なのか

Web担当者がなぜ必要なのか。これは「なぜ営業が必要なのか」「なぜ経理が必要なのか」と聞くのと同じです。

本気でWebサイトを活用したい、積極的にWebマーケティングに取り組みたいとかが得ているのであれば、Web担当者は、他の仕事の片手間でできる仕事ではありません。

Webサイトが正しく表示されるようにする、問い合わせや資料ダウンロードが正しく機能するようにするなどの「管理」だけでなく、Webサイトに人(見込み顧客や新規顧客など)を集める、Webサイトを訪問した人を分析して、Webサイトを改修するなど、Web担当者がやることは多岐にわたります。

Webサイトを会社の売り上げに貢献させるためには、Webサイトにたくさんの人を集めるだけでは不十分です。顧客になってもらえるように、Webサイトに掲載する情報を充実させたり、Webコンテンツを作成するなどの様々な取り組みを考え、実施していくことが必要になります。

Web担当者に必要なスキルは

Web担当者に必要なスキルには、以下のようなものが挙げられます。

  • Webサイトに関する知識(HTML、CSSなど)
  • Webサイトのアクセス分析
  • インターネットに関わる法律知識
  • Webマーケティングの知識
  • インターネット広告の知識
  • サーバー管理の知識
  • ディレクション(スケジュール管理など)
  • マネージメント
  • SNS(ソーシャルメディア)に関する知識

これら以外にも、Webサイトの種類や目的によって、プログラミングやシステムエンジニアなどのスキルが必要になる場合があります。

また、これらの全てが備わっていなければダメかというとそういうことではありません。最低限の知識は必要ですが、一人で全てをこなすよりも、必要に応じて、各専門家の力を借りることも大切です。

Web担当者は専任がいいの?

会社としてWebを積極的に活用したいのであれば、Web担当者は他の業務との兼任ではなく、専任であることが望ましいです。

ですが、名刺にコーポレートサイトのURLを載せておきたい。会社名で検索された時にコーポレートサイトがあればいいといった程度であれば、専任のWeb担当者を配置するまでもないでしょう。

またWeb担当者は、誰でも良いわけではありません。上記のように多くのスキルが必要になります。社内人事で「パソコンに詳しい」といった理由で選ばないようにしましょう。

社内に適材がいない場合には、外部の専門家の力を借りることをお勧めします。その方が圧倒的に合理的です。