この「Claude Code 2週間マスター講座」は、ITにそこまで詳しくない方、特に中小企業にお勤めの方に向けて、「Claude Code」というAIツールの使い方を、専門用語をなるべくかみ砕きながら、14日間かけて少しずつ紹介していく連載です。
「プログラミングなんて全然わからない」「黒い画面って聞くだけで身構えてしまう」という方こそ、ぜひこの講座を通じて、パソコンの中の面倒な作業を代わりにやってもらう感覚をつかんでもらえたらと思っています。
毎回の記事では、その日の「ゴール」を最初に示し、最後に「明日の予告」を入れています。難しい言葉が出てきたときは、その都度カッコ書きで簡単な説明を添えているので、わからない言葉があっても読み飛ばさずに進められるはずです。
それでは、Day1「Claude Codeとは何か」から始めていきましょう。
- 「Claude Code」が、パソコンの中で何をしてくれる道具なのかをざっくり理解する
- 普段使っているChatGPTやClaudeの「チャット」と何が違うのかを知る
- 2週間後に自分がどうなっているか、イメージを持つ
Claude Codeって、そもそも何?
Claude Codeは、パソコンの中の作業(主にプログラムを作ったり直したりする作業)を、代わりにやってくれるAIツールです。
「AIチャット」というと、質問すると答えを教えてくれるだけのイメージがあるかもしれません。たとえば「この文章を直して」とお願いすると、直した文章を返してくれる、というような使い方です。
Claude Codeはそれよりも一歩進んでいて、こちらが「これをやって」とお願いすると、実際にパソコンの中のファイルを開いて、中身を書き換えて、保存までしてくれます。
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
毎月月末になると、A店・B店・C店それぞれのExcel売上表を1つのファイルにコピペでまとめている。店舗が増えるたびに作業時間も増えて、正直かなり面倒…
こういう「いつもの面倒な手作業」を、「このExcelファイルたちを1つにまとめて」とお願いするだけで、代わりにやってくれる存在だとイメージしてください。詳しい後輩や部下に「これ、いつもの感じでお願いできる?」と頼む感覚に近いです。
何が「賢い」のか
普通のAIチャットは、1回質問して1回答えが返ってきたら、そこで終わりです。
Claude Codeは、お願いされた作業が終わるまで、自分で次のようなことを繰り返します。
- 何をすればいいか理解する
- 必要な情報を自分で探しに行く(関係するファイルを開いて中身を確認するなど)
- 実際に作業する(ファイルを書き換える、パソコンに指示を出すなど)
- うまくいったか確認して、まだ終わっていなければ続きをやる
人にお願いするときのように「あれもこれも1から全部説明しないといけない」わけではなく、ある程度「察して」自分で動いてくれるのが特徴です。
どこで使うもの?
Claude Codeは、パソコンの「黒い画面に文字を打ち込んで操作する画面」(パソコンに詳しい人がよく使っている、あの画面です。専門的には「ターミナル」と呼びます)を中心に使います。

最初は「え、黒い画面?難しそう…」と感じるかもしれませんが、この講座では画面の見方や打ち込み方も含めて、1つずつゆっくり説明していくので安心してください。
パソコンの画面以外にも、スマホアプリやブラウザ(インターネットを見る画面)からも使えるようになっています。まずは基本となる「黒い画面」からのスタートで進めます。

会社の日常業務にどう関係あるの?
「うちは中小企業で、専門のエンジニアもいないし関係ないのでは?」と思われるかもしれません。
Claude Codeが得意なのは主に「プログラムを作る・直す」作業ですが、実は身の回りのこんな悩みにも応用できます。
- 「取引先ごとにフォーマットが違う請求書を、毎回1件ずつ手直ししている」
→ フォーマットに合わせて自動で作ってくれる仕組みを一緒に作ってもらう - 「会社のホームページの営業時間や料金表を直したいけど、業者に頼むと数万円かかるし時間もかかる」→ ちょっとした文言や価格の修正を代わりにやってもらう
- 「毎週、同じような週報・日報を手作業でExcelにまとめている」
→ 決まった形式に流し込むだけの仕組みを作ってもらう - 「お客様からの問い合わせメールに、似たような返信を何度も書いている」
→ よくある質問への返信文を自動で用意する仕組みを相談しながら作る
「プログラミングを覚える」というより、「パソコンが得意な部下に、面倒な作業を任せる」感覚に近いものだと思ってもらえると、心理的なハードルが下がるはずです。
2週間でどこまでいけるようになる?


この講座は、以下のような流れで進めていきます。
- Day 2〜3: パソコンに入れる作業(インストール)と、初めて動かしてみるところまで
- Day 4〜6: 基本の使い方と、Claude Codeの考え方の癖に慣れる
- Day 7〜10: 日々の作業でよく使う場面ごとの使い方
- Day 11〜14: もう少し進んだ使い方と、困ったときの対処法
2週間後には、「とりあえず自分でも触って、簡単な作業ならお願いできる」という状態を目指します。難しい専門用語は、出てきたその都度、丁寧に説明を挟んでいきます。
明日の予告

Day 2では、実際にClaude Codeをパソコンに入れる(インストールする)ところをやっていきます。難しそうに見えて、実は手順通りに進めれば難しくありません。
この記事はClaude Code公式ドキュメントを参考に構成しています。
